ディアローゴとは

  「ディアローゴ」 は基本として定められた10式のVorto(単語)
   自由に主張⇔傾聴 し合うコミュニケーション運動です。

   「触れ」と「身振り」という原初的な手段であるコミュニケーションを芸術的な運動にまで昇華させた
  ディアローゴは幼少のころより中国武術と縁があり、各種ボディワーク(身体運動)に造詣が深かった
  後藤和秀 氏により提唱、創案されました。

  既に還暦を迎えたにも関わらず、年齢のかけ離れた若者に対しても全く見劣りしない動きを披露する
  後藤氏は自らが提唱したディアローゴでもって虚弱体質を克服された経緯があります。

        

 【名称の由来】

  ”ディアローゴ”という名称はエスペラント語(Esperanto)で「対話」を意味します。

  エスペラント語は19世紀後半に
  「特定の言語に縛られずあらゆる国家、民族の誰もが平等な立場で用いられる」という
  コンセプトで考案、発表された世界共通(補助)言語です。

  年齢や男女による区別や、身体的なハンデ、言葉の壁に縛られることなく、
  人と人が平等・対等に向き合いあながら動く喜びを実感できるディアローゴを
  一人でも多くの人に楽しんでもらいたい。

  名称に無国籍なエスペラント語を用いたのはディアローゴ創始者である
  後藤氏のそんな切実な思いが込められているからです。


 【ディアローゴの実際】

  ディアローゴで覚える技は全部で10個あります。
  向かい合い、手首を触れ合わせた状態からこの10個の技を駆使しながら互いのやりとりを楽しみます。

  限られた手法、限られた歩法(ステップ)。
  両者に与えられたそれらの技は言わば持ち駒であり手札のようなものです。
  その駒をいかに使うかは後はあなたの自由です。
  (将棋やチェスを連想していただくと分かりやすい?)

  この10個の技は決して難しいものではなく、誰にでも体得できます。

  これらの技を組み合わせることによって、
  自由にやりとりを行い、展開できるようにディアローゴは構成されています。

  「主張」は相手に技を仕掛ける主体的な行為。 「傾聴」は相手に技を主張させる協調的行為のこと。

  主張のパターンは自分で創造していきます。
  組み合わせによっては相手の傾聴と共鳴し、無限のパターンが展開されます。
  主張することの楽しさ、即ち、創造性が養われるでしょう。

  傾聴は相手を否定せず、まずは受け入れます。
  それは決して卑屈になることではなく、それによってさらなる展開が際限なく広がっていくことでしょう。

  互いの主張・傾聴が織り交ざり、時には優雅に、時には激しく、
  熟練すれば正に芸術的なまでのやりとりが繰り広げられます。

  ディアローゴは自分だけがいくら上手くなっても成立しません。それでは体操と変わらないからです。
  相手がいてこそのやりとり、相手がいてこそのコミュニケーションです。

  ディアローゴは純粋な対人運動ではありますが、
  「攻め」・「守り」に分かれるわけでなく、勝ち負けを競い合うものではありません。

   




  【ディアローゴの特徴】

  ◇他者とのやりとりを通して自分自身の感性を磨き、
  それを基にして自然や自己とのコミュニケーションをも築いていきます。
  人間関係や人生などで悩み、道に迷ったときに、向かうべき方向をはっきりと示す指針になるでしょう。

  ◇主張ー傾聴という行為にディアローゴで要求される「質の高いやりとり」が
  表現されているか否かということがいつでも問われ、
  いい加減なごまかしが効かない緊張感のあるやりとりを楽しむことができます。

  ◇主張のパターンは自分で創造しなければならず、技のレベルや個性が端的に反映されるので、
  互いの個性を身体“まるごと”で共感できる感動を生み出します。
  また、パターンを創作する作業は創造性を養うことにも繋がってきます。

  ◇ディアローゴは自分だけ上手になっても楽しむことができません。
  自分が楽しもうと欲すれば、相手にも上手になってもらわなければなりません。
  自分の上達が相手の上達に、相手の上達が自分の上達へとつながるような練習を通して、
  共に靭やかさに満ちた人間として成長することを目指す運動です。

  ◇ただの運動としてではなく「芸術的」なやりとりとなるように行います。
  また、身体各部を対立させることによって、普段使われることの無い「深層筋群」をフルに活用し、
  弾力性に満ちた身体を創出します。

  ◇徹底した相対練習により、不透明な解釈や練習状況が無くなり、
  より確実に上達の過程を歩むことができます。
  また、相手の働きかけが自身の身体感覚を刺激し、
  [身体機能]〔身体操法〕が根本的に改善され、各人の能力は最大限に引き出されます。

  ◇勝ち負けを競わないルールに守られた「安心感」、相互の不規則で即興的なやりとりが生み出す「緊張感」、
  スポーツと同様の「爽快感」、互いの個性を身体まるごとで共感できる「一体感」、
  自由なステップで展開する「解放感」、主体的な働きかけが生み出す「充実感」など、
  単なる健康法や癒し系の体操では味わえない「身心感覚」を、生涯を通して楽しむことができます。
  それは、与えられるのではなく、自分自身で創出して楽しむようになっているからです。

  ◇様々な分野の名人・達人に共通する極めて合理的な「身体操法」で行われるので、
  他のスポーツ・武道・芸道などの補助運動としてそのまま応用できます。
  ディアローゴの実践は、人生のいかなる道を歩いている人にも必ず役に立つでしょう。
  特に、身体を使って表現することにたずさわっている人には100%役立ちます。


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